最近は手軽なパン食が増えていますが、それでもご飯とお味噌汁の組み合わせは、朝の食卓の定番だと思います。
朝のお味噌汁は胃腸を温め、その動きを活発にしてくれるだけでなく、代謝を助けるビタミンB群も含んでいます。「朝の毒消し」とも言われる、タンパク質、ビタミン、ミネラル豊富な機能食品です。
でも、忙しい朝に、湯を沸かして出汁を取って具を刻んでという手順は、少し面倒。そんなときに便利なのが、今回ご紹介する「味噌玉」です。
基本の作り方は、味噌小さじ2弱(約12g)と鰹節小さじ1を練り合わせるだけ。ここにお好みで乾燥わかめやネギ、ごまと言った具を混ぜ合わせ、ラップに包んで丸めます。
これを冷蔵庫で保存しておいて、食べるときはお湯を150ml程度注ぐだけでOKです。
まとめて作っておけば、冷蔵で一週間くらい、冷凍だと一ヶ月は保存できます。(冷凍保存した場合は前夜に冷蔵庫に移しておくか、食べる直前に30秒くらいレンジで軽く温めてください)
今回の写真に使ったものは、基本の味噌玉に、市販の乾燥わかめ、乾燥野菜ミックス、すりごまをそれぞれひとつまみずつ混ぜ合わせました。
鰹節を粉末いりこだし小さじ1や、顆粒だし小さじ1/3に変えても良いです。
混ぜ込む具は乾燥したものの方が作り置きに向きますが、刻んだ薄揚げをオーブントースターで軽くあぶったものや、刻みネギでも大丈夫です。とろろ昆布や焼き海苔、乾燥わかめを混ぜ込むと味に深みが出ます。
いろいろ試してみて、それぞれのご家庭の味を作ってみてください。