平成29年11月15日(水)に三回目になる学校運営協議会がおこなわれました。
今回はまず学校給食の試食を行い、そのあと、生徒たちの給食の様子を見学しました。
この日のメニューは、ご飯、牛乳、鰆の柚庵焼き、ひじきの炒め煮、豚肉と白菜の具だくさん汁でした。
「食器が本物(陶器)であるのが良い」
「量の心配をしていたが足りているようで安心した」
「自分たちで配膳することで学べることがあるように思う」
「皆で同じものが食べられるのが良い」
「残食0への取り組みが素晴らしい」
といった意見のほかに
「配膳後、盛り付けられた食事を減らしているクラスがあったが、おかわりをするのに抵抗のある子もいるのでは」
「中学生なのに、骨なしの魚なのはどうだろう」
といった意見もありました。
総じて、学校給食は「温かく」て「美味しい」かったです。
その後は、改修工事の際に新たに設置されたCSルームに移動して熟議を行いました。
テーマは「家庭の支えの力を向上するには」です。
ふたつのグループに分かれ、話し合いました。
設定された時間を超過してしまうほど、熱心な討議の場になりました。
一例として、朝食を食べずに登校してくる生徒が多いという話題には
「学年が上がるにつれ、夜寝るのが遅くなり、朝起きられないために、食べられない」
「親が子の登校前に仕事に出なくてはならない家庭もあり、啓発を続けるしかないが、難しい」
といった意見が上がり、
今、問題になっているスマートフォンの使用法については
「LINEから自分の意志で抜け出るのは難しい」
「(人を)傷つける言葉を平気で使う」
「家庭でのルール作りが大切だが、親の使い方に問題がある場合もあり、子だけでなく親も約束を守ることが必要」
といった意見が出ました。
そのほかにも、家庭内だけでなく地域との連携の必要性や、学校側の関わり方、将来を考える力を養うキャリア教育についてなど、様々な問題提議がありました。
どれもみな、この場ですぐに解答の得られる問題ではありませんが、考え続けていくことが大切なのではないかと思います。
熟議の内容については、後日、まとめたものを、コミュニティ・スクール便りなどでお知らせいたします。